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『ユー・ガット・メール』(映画)

8月にCSで放送されていたのを観ました。
現代版の『高慢と偏見』を目指した作品のようです。

そもそも、この映画を観て興味を持ったので、『高慢と偏見』を初めて読むことにしました。
主人公の一人キャスリーン(メグ=ライアン)の台詞に、『高慢・・・』を20回は読んだ、というくだりがあったのです。

前の記事にも書きましたが、『高慢・・・』のはじまりにあった誤解は、仕方のないものでした。
一方、『ユー・ガット・メール』では、主人公2人が対面する前から、メールによる文通相手として“知り合って”いたのです。
文通相手の彼(彼女)と目の前にいる彼(彼女)とがなかなか一致しないところが、現代版の不和の原因です。

釈然としないのは、ダーシーの隠れた振る舞いが本当に立派で、一貫してエリザベスを深く慈しむものでもあったのに対して、ジョー(トム=ハンクス)の現実の振る舞いは最後まで完全な誠実さには至らず、またキャスリーンが大切にしていた小さな児童書専門店を閉店に追いやったままになっていることです。
(店が閉店してしまう展開には、私も大変悲しく思いました。)

そんな状況下でも、メールによる語らいの蓄積こそが2人を結びつけた、ということなのでしょうか。
恋愛ってそんなものですよ、という“現実派”の人も多いでしょうし、エンターテインメントとしては成功しているようにも思いますが、私には、志が足りない、という気分が残りました。

せめて、小さな児童書専門店を単なる“古き良きものへの郷愁”に終わらせず、現代にも生き残るべき絶対的な価値を持つものとして、主人公の2人に再発見させて欲しかったです。


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2011-09-08 00:42  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0)  共通テーマ: [映画・テレビ]

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コメント 2

ひょう

遅レス失礼します。
ラスト2行に深く同感します。
とっても「小粋な」ラブストーリーで、悪くないんですけど
あの本屋さんがつぶれてしまうのは…って
私も思いました。
by ひょう (2011-09-15 21:51) 

plant

ひょうさん コメントありがとうございます。
ああいうお店があったら、大切にしましょう。
by plant (2011-09-19 00:18) 

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