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『怒りの方法』(辛淑玉)

怒りを表現することの効用を説いた本。
数年前に読んで以来、実際の行動にも応用しています。

何よりも印象深かったのは、署名活動よりも個人の苦情の方が効果的、という考えです。
署名は、何万人集まろうが受け取る側にとっては1回の受領にすぎませんが、ひとりひとりが一言づつ苦情を伝えることには、人数分だけの効果があるわけです。

ただし、苦情行動すべての正しさを主張しているわけでないことには、注意が必要です。
理不尽な要求を繰り返せば、悪質クレーマーになります。
特定案件での苦情行動を広く促せば、業務妨害で訴えられるかもしれません。
一定の合理性や社会的正義への配慮は必要でしょう。

とにかく私は、この本を読んで以降、衆を頼んだ行動には自信が持てなくなり、一方では独りでの苦情などには勇気が持てるようになりました。

なお、通販サイトの読者レビューなどには批判的な意見が多く見られます。
曰く、怒りを伝える上手な方法がのっているわけではない、そもそも著者が嫌い、・・・等々。
ある政治家への批判が主な内容だ、という理解もあるようです。

私は、日本人はもっと反対意見を表明してもっと議論すべきだ、と主張している本として、おすすめします。


怒りの方法 (岩波新書)

怒りの方法 (岩波新書)




2011-09-26 14:27  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0)  共通テーマ: [過去によんだ推奨本]

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